40歳を過ぎると女性ホルモンの分泌が減少していきます。 女性ホルモンは内臓脂肪の増加を防ぐ働きをします。 油断するとお腹がポッコリしてきたりするのは、このためだといわれています。 従って、女性ホルモンが減少すると、脂肪が内臓脂肪として蓄積しやすくなります。 体脂肪にはこのような外見に影響を及ぼす働きとともに、エネルギーの代謝を促進する信号を出すことも報告されています。 さらに、体脂肪からは女性ホルモンも出ているのです。

つまり、閉経後の女性ホルモンは体脂肪に頼っており、体脂肪を減らしすぎると、肌のシワが目だったり、肌のハリが失われ、老けて見えたりするのはこの影響でもあります。

大切なのは良い体脂肪を維持し、カラダに良くない体脂肪を燃やすこと。 高脂肪食を取り続けると長寿遺伝子が減り、悪い脂肪を貯蔵しやすくなると言われています。 脂肪を効率よく燃やすためには、糖分の摂取量を控えること。 糖分が余分にあると脂肪よりも糖分を燃焼させることのほうが優先されるからです。

これを防ぐためには空腹でない時には食べないことが重要です。 人は糖分が不足すると空腹感を感じます。

つまり、空腹感がないまま糖分を摂取していると運動をしても脂肪より糖分の燃焼が優先されます。 さらに、食事カロリーを7割にすると代謝が改善し、若返り遺伝子も活性化するという研究報告もあります。 とは言え無理なく食事の量を調整するのは至難の業。 食事に関してはエネルギー総量だけを考えるのではなく、栄養バランスが重要になります。気を付けたいのは、タンパク質不足、塩分過剰そして糖質過剰となります。

現代女性で最も深刻なのがタンパク質不足。
1日最低でも体重gは摂取したいものです。 つまり、50kgの女性であれば、50gのタンパク質を毎日取ることが重要です。 1日1回は肉類を食べ、豆腐1丁、卵1個に牛乳、豆類など食べやすいもので一度計算してみると足りなさがわかると思います。

つぎに塩分。
ナトリウム表示は2.54倍すると塩分相当になります。 日本では女性7.5g以下が望ましいとされています。 こちらも気を付けないとすぐに超えます。

あれこれ食生活を考えていても加齢に伴うシワ、シミの増殖は避けられないもの。 だからこそフェイスケアも重要ですね。